あたしを変えた音楽〜少年期篇〜

あたしの記憶の中で最も古いレコード大賞は「ちあきなおみ/喝采」でした。これが歌謡曲への目覚めになったのです。
ギターを始めて最初に弾けるようになった歌は「ガロ/ロマンス」、初めて自分のおこづかいで買ったレコードは「山口百恵/赤い衝撃」でした。11才から歌を作り始めて、衝撃的な音楽に出会う度、強い影響を受けて、あたしの作風も変わっていったものです。歌を作り始めた頃は、フォークブームからニューミュージックが生まれつつあった時代で、かぐや姫等の影響を受けつつも、まだまだ音楽の授業で習っていた童謡や唱歌的な作風でした。

その後、もの凄い衝撃を受けたアルバムが「因幡晃/何か言い忘れたようで」でした。未練ったらしい片想いや悔やみきれない失恋と言った暗い世界観も心に共鳴したものでした。
次の衝撃は「秋の気配」が収録されているアルバム「オフコース/ジャンクション」でした。美しい声とハーモニー、特にコーラス・ワークの影響を強く受けました。学校をサボって青森市までコンサートを観に行ったのですが、途中、国鉄職員の父が勤務する駅を通過する時に、電車内でコソコソ隠れていた事が思い出されます。
更に激震が走ったアルバムは「山下達郎/SPACY」でした。地元のレコード屋さんに立ち寄った時に店内でかかっていて、本当に震えました。そのレコード店のお兄さんが大の達郎ファンで、一瞬で達郎好きになったあたしに対して、その後ずーっと親切にお得意様扱いしてくれました。音楽的にも、とてもポップなコード使いや絶妙なコーラスやファンキーなリズム、音楽作り全てに革命的な変化を与えてくれました。

中学から高校の多感な時期にあたしを変えてくれた音楽たちのお話…。次回は、あたしを変えた洋楽篇です。

あたしを変えた音楽〜洋楽篇〜

中高生にもなると、男の子は、洋楽に目覚めて行く…。大概の男子は、ディープパープルやキングクリムゾンといったハードロックに傾倒していくものです。そういう時代でした。高校生になったあたしも、洋楽を聞くのがオトナだと考えて焦っていましたが、どうしてもロック系の音楽には、馴染めずにいました。

ある日、FMから流れてきたブラジル音楽特集…。これだ、このボサノヴァがあたしの洋楽だ。それからFMをエアーチェックしていましたが、まだまだレコード屋さんには、ボサノヴァ・コーナーなんてありませんでした。修学旅行で行った京都でわざわざ買ったのが「ジョアン・ジルベルト/ゲッツ・ジルベルト」でした。難しいコード進行やけだるい感じが、本当に躯に馴染んだものでした。
次に出会った洋楽は、黒人音楽でした。その入り口になったのが「ロバータ・フラック/ダニーに捧ぐ」。その後、レコード店に就職し、社会人になってからは、ブラックコンテンポラリーと言われたジャンルにどっぷりハマっていきました。これは、またソウル篇として書きましょう…。
更に時は流れ、洋楽と言っていいのか、ブルガリアン・ヴォイスと言われるブルガリア民謡に出会いました。これも衝撃的な出会いでした。あるビデオの予告編に挿入曲として使われていて、その不協和音のアカペラに度胆を抜かれました。美しい。しかも日本の民謡にも似ている旋律が心にしみわたる…。5拍子や7拍子といった変則リズムも馴染む…。

この3つのジャンルは、ものすごく音楽作りのヒントになり、今でも深く影響を受けているのです。

あたしを変えた音楽〜ソウル篇〜

1980年代前半、輸入盤洋楽を聴きまくっていました。テレビでは、ベストヒットUSA全盛期で英国アーティストがランキングを席巻していた頃、あたしのド真ン中に入り込んできた音楽は、ブラックコンテンポラリーと言われる黒人系音楽〜ソウルミュージックでした。中でも3、4名からなるコーラスグループと呼ばれるアーティストが大好きでした。また、ジャケット写真の格好良さだけで購入する事もしばしば…。あとは、なんと言っても輸入盤担当者のオススメがハズレ無しでした。そのオススメされた中から今でも大好きなベスト3を紹介しましょう。

まず「フィニス・ヘンダーソン/FINIS」。メチャメチャ上手いとか声がいいとかでは、ありませんが、楽曲のクオリティーや構成がとても美しく、だいぶ影響を受けました。
次に「ダズバンド/KEEP IT OUT」。この中の『GAMBLE WITH MY LOVE』と言う曲が最高なんです。今、思うと歌詞がチャラい感じなんですが、ソウルからファンクと言うジャンルが枝分かれしていった、その代表バンドだったと記憶しています。このアルバムは、廃盤でCD化もされていません。おすすめの楽曲が収録されているベスト盤CDもありません。
そして「レイ、グッドマン&ブラウン/RGB」。あれ、今気づいたけど、RGBって光の三原色だわネ…。それは、ともかく、このアルバムの1曲目の『IF WE OPEN UP』って言う曲が、ある日、テレビ東京のサーフィン番組のBGMで流れていました。翌日、テレビ曲に電話して調べてもらい、すぐ突き止めて購入できました。あの頃出会った洋楽では、No.1かなぁ…。このアルバムもCD化されていず、やはりオススメ曲が収録されているベスト盤CDもありません。
レコードプレーヤーは、押入れにしまいっぱなしなので、今では、なかなか聴くこともできません。今度、ラジオで自分が企画できる番組を持てたら、絶対かけてみますネ…。昔だったら、夢のまた夢でしたが、今のあたしなら、そう遠くないうちに実現させることができるでしょう。

そう言える立場になったんだわ。

あたしを変えた音楽〜最近篇〜

2000年12月から和にこだわった音楽様式にシフトチェンジして、現在のスタイルを作り上げてきました。そんな中、音楽作りで強く影響を受けたアーティストが何人かいます。演歌と言いながら、アジアやラテン系の民謡なども取り入れ、雅楽や能楽や長唄などの伝統音楽も取り入れ、もちろん昭和の歌謡曲やニューミュージックも取り入れ、日本人特有のこぶしを回せる歌を作ってきました。

演歌として強く影響を受けたのが「石川さゆり」先生です。女の情念は、もちろん、日本の四季や風景や歴史や伝統や物語をものの見事に表現していて、コンサートで生声を聴いた時は、腰を抜かしました。上手いを超えて凄い歌唱力です。
また、教授こと「坂本龍一」先生の楽曲は、どこか懐かしい和の旋律や楽器が聴こえてきます。アジアンと言うより、やはりジャパニーズオリエンタルといった風に感じます。メロディーラインだけなら、結構、日本の民謡や演歌だったりして、コード進行やアレンジは、随分と参考にさせていただきました。
そして、日本の時代劇映画やドラマのサントラは、聴きやすいメロディーラインと和風なアレンジで、注目しています。中でも「大奥」シリーズのサントラは、傑作です。劇中曲の『恋心』は、実に悲しくて素晴らしい1曲です。これほど美しい曲が揃っているサントラも珍しいと思います。

ご年輩の方が好きな伝統的な演歌から、若い人にも聴きやすい島唄のような民謡まで、あらゆる世代に和の唄を提供していけたら本望です…。

あたしを変えた音楽〜師匠篇その壱〜

心の師匠にしている神様的存在は、吉田美奈子先生、吉田戦車先生。奇しくもお二方とも吉田姓なんです。
まず、吉田美奈子先生との出会いは、山下達郎さんのアルバムの作詞のクレジットにその名前を知り、自らもオリジナルアルバムを出していることを知り、彼女の音楽を知るに至りました。初めて買ったアルバムは、「モノクローム」と「愛は思うまま」でした。私、あなた等の人称代名詞を使わない作詞方法や、そもそも、人を対象に歌っているように聴こえるけど、実際は、「時」そのものを擬人化して歌っていたりする、その曖昧な表現に、多大な影響を受けました。音楽に対する姿勢すべてが大好きでしかたありません。今でも愛し続けている音楽アーティストです。

あたしが特に擦り切れる程聴いたアルバムは、次の3枚です。秀逸なバラード『時間を見つめて』が収録されている「GAZER」、ゴスペルを教えてくれた3千枚限定自主制作盤「BELLS」(後に通常盤が発売)、ファンクの女王と呼ばれた頃の最高傑作「MONSTER IN TOWN」、この3枚以外の作品も素晴らしい音楽ばかりです。ヴォーカリストを目指すなら、絶対、聴いておくべきです。
またまた、アルバムを出さない状況が続いていますが、何か気に入らないことでもあったのでしょうか…。最近、成田国際空港30周年記念のCMので美奈子先生の声を聴きましたが、それだけじゃ物足りないです。また新曲を聴かせて下さるよう、切に願っております。

そうそう、彼女の作詞のポリシーは、人を傷つける言葉を使わないことだそうです。

あたしを変えた音楽(漫画)〜師匠篇その弐〜

もう一人の吉田である吉田戦車先生は、最初、大嫌いから始まりました。「伝染るんです」が連載されていた頃だったと思います。あの独特のキャラクターたち、コケシ君やウニ先生みたいに昭和初期の挿し絵に出てくるようなタッチが気色悪くて、生理的に受け付けませんでした。ところが、当事勤めていた会社のバイト君(本物)がいつも持ち歩いていた雑誌「ファミ通」の巻末に載っている4コママンガを借り読みしているうち、ちょっとずつ好きに変わっていきました。

最初に買ったコミックは「タイヤ」でした。その発想力に度胆を抜かれました。この人は、無から有を生む天才だ。すっかりファンに180度変わっていました。なかなか本屋さんに並んでいない吉田戦車先生のコミックは、出版社がバラバラで、探しづらかったけれど、本屋さんで見つける度に買い揃えていきました。当事、あたしも社内報で4コママンガを担当していたこともあって、尊敬する師匠になるまで、時間がかかりませんでした。
自分の常識で判ろうとすればする程、解らなくなる内容にイライラした事もありましたが、見たままを受け入れる事を覚えたら、これ程面白い世界観は、ありません。Tシャツの柄なども見逃せません。吉田戦車先生の日本語に対する考え方にも、多大な影響を受けています。ただ一つ、エハイクと言いながら季語が無い(季語が無くてもイラストで季節を表現していたらいいのに)作品が多いのが気に入りませんが、いつか火星田マチ子の火星演歌をプロデュースできたら本望です。

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☆MUSIC ON TV 「5リオシ!」ネット配信中!…ズレ子も出演したCS番組がネットで見れるワヨ!

☆SPYAIRオフィシャルサイト

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