てくてくTV特別企画「ずれやまズレ子のずれズレ散歩○。〜東京湾の海底トンネルを抜ければ…編」の収録をしてきました。
6月に多摩川と東京湾の境目を見に行こう編で、河口は見たけど、東京湾に浮かぶ「うみほたる」を見る事ができないまま、京急小島新田駅に戻った、その続編になります。
京急小島新田駅をスタートし、交通量の多い産業道路を夜光、小島町方面へ歩き出しました。本日のゲスト「民本しょうこ」が悪い顔をしています。その向こうをてくてく歩くのは、レギュラーの石井ちゃん、ビデオカメラ片手に先頭を歩くのが神川代表です。
工場建ち並ぶ石油コンビナートを抜け海底トンネルの入り口がある「ちどり公園」を目指しました。パイプラインやダクトがコンクリートや鉄骨と複雑に絡み合って、生き物のように独特の美しさをかもしだす工場萌えの血が騒ぎました。松葉菊がひっそりと見送ってくれました。
ちどり公園は、なんと猫公園になっていて、近所のネコ好きがお世話しているようでした。だからといって、ここに捨ててはいけませんヨ!
ここに住み着いているネコのほとんどが、左耳をカットされていて、何かの目印なのでしょうか?避妊手術済みとか・・・?
ちなみにあたしは、ネコ好きではありませんが、ネコの気持ちを学習してみました。お気に入りは、鼻周辺にカタチ悪い黒ブチのブサイク猫で、にらみ合ってみましたよ。ッシャーーーァッ!
さて、道草は、ほどほどにして、トンネルへ突入です。さびれた観光地みたいに、あんまりメンテナンスされていなさそうです。エロ本の破れたページが散乱していました。何したのかしら?
階段をどんどん降りていくと、平坦な通路になるのですが、この通路もしばらくは、下っています。そんなに深くまで潜った感覚がありません。数十メートルおきに非常出口があり、隣接してる車専用のトンネルに出れるみたいです。ここで、地震がきたら地獄だわ。
このトンネルは、東京湾で唯一の歩行者専用トンネルで、長さ1キロにもなるんですって。あたしたちみたいな女子が1人で通り抜けるのは危険ですネ。ウフッ!
トンネルを抜けるとそこは、東扇島で、巨大倉庫が点在しているみたいです。その川崎埠頭を見下ろすような建物が「川崎マリエン」で、会議室やレストラン、テニスコートや展望台などの施設があります。このマリエンについては、後日、毒を吐きたいと思いますが、今は、抑えておきましょう。
そして、このマリエンからずれズレ散歩に参加して下さったのが、写真左から、つぶやきシンガー「渡辺みやこ」さん、ひとり(石井ちゃん)おいて、孤高のトークアーチスト「SAPPE」さん、そしてクラシックJポップシンガーソンガーの「伊達恵子」さんです。
マリエンの10階展望室は、今年4月から入場無料になったそうです。その前はこんなんで金とってたんかー?って感じですが、360度の眺めを楽しむ事ができます。念願のうみほたるや風の塔、対岸の千葉まで見えました。展望室反対側からは、東京のビル群や光化学スモッグが見えましたよ。
そして、ゴールは、東扇島西公園です。「東なんか?西なんか?はっきりさせい!おりゃぁ!」と、無駄にブチ切れて、既に日が沈み、黄昏行く海を眺めながら、海からの夜風に秋を感じて、もう半そでも着れないわと実感しました。東京湾を往来する船の灯り、工場の煙突から吹き上がる炎、そして新月がとてもロマンチックでした。
今回の全行程、約9キロ歩破し、もうクタクタでした。ずれズレ散歩は、歩き過ぎとの批判が出そうなので、次回は、もう少しコンパクトにしようと思います。お疲れさまでした。
この東扇島へは、川崎駅からバスがお便利ですワ。